【第10話】二ヶ月限りの夜のバイトで学んだこと!見た目や若さよりも○○力/家にまつわるマイヒストリー

幸せになるための道のりは続きますなぜここまで家にこだわっているのか家にまつわるマイヒストリーをつづっています。

はじめから読む▶ 【プロローグ】「家」にこだわり続けてきたマイヒストリー

前回は【第9話】花の短大生活はあっという間に就職活動がスタート!学校推薦枠をめぐって強敵あらわる/家にまつわるマイヒストリーでした。

 

今日は就職活動も終え、私がお金を貯めるために選んだ刺激的なアルバイトで学んだことについて書きたいと思います。

これまで知らなかった夜の世界は、私の人生において、衝撃的な経験になりました!

 

卒業前にヨーロッパに行きたい!高給バイトの募集記事で見つけたのは

↑ イギリス&フランス&イタリアを10日間でまわる激安ツアー!!へ無事行けました!

 

20歳をようやく迎え、夏の短期バイトを終えた頃のことです。社会人になる前にどうしてもヨーロッパへ行きたくて、効率よく稼げるアルバイトを探していました。

「人と関わることが好きな人、お喋りとお酒が好きな人大募集!」という記事を見て「これ、私やん!」と飛びついてバイトの面接に。

(今考えるとバカな話なのですが、本気で女性バーテンダーの募集だと思っていた…)

時給も1,800〜2,200と普通のアルバイトよりかなり高給だけど、3,000円以上ではないから危なくないはず!とよくわからない自信をもって面接へ行きました。

 

これまで想像もしたことのない夜の世界へ

面接に向かった先は、地下にあるカウンター式の大きなお店でした。

目の前にいるのはおじさんと若い男性。

直感で「あれ、なんか違うかも!?」と思ったものの、話だけでも聞いてから帰ることに。

 

「これを着て働いてね」

出してきたのは、、、

バニーガールの衣装!! 

(写真は、当時実家で飼っていたうさぎと私)

 

これにはびっくり、目玉が飛び出しそうでした!

「(来る場所を)間違えましたーーー」と帰ろうとしたら

 

「待って待って、大学生もたくさん働いてるよ!」「絶対にバニーガールじゃないといけない訳じゃないから〜」

と引き止めるのです。

何を言っているのかよくわからないけど

着ないという選択肢があることはわかりました。

 

「時給は安くなるけどウイスキーメーカーのワンピースを着てもいいよ」

「実はNo. 1は、若いバニーガールじゃなくて、ワンピースの大人の女性なんだよ」

「目的があるならいいんじゃない?安心して働けるから2、3日考えてみて」

 

とにかく興奮状態で家路に着いたのでした。

 

 

相談した誰もが同じ反応

頭がパニックだった私は

当時一緒に暮らしていた兄

(夜勤バイト明けの人)に朝一で相談

 

「えーやん」と一言

(まじで言ってる!?意識朦朧だから?)

 

次の日、電話で母に相談しても

「触られないならいいん違う?私も若かったらやりたいわ〜」

どんだけ娘を信用してるの!?

 

既に出逢っていた夫にたまたま相談したら

「俺が女やったらやるなー」軽っ

(まさか付き合うとは思ってなかった人の安易な意見ですね)

 

なぜか、みんな大賛成!!

 

という訳でなぜかまわりに賛成されて

お金を貯める目的を持ってやってみることにしたのでした。

中学生の時からの親友にも実家に帰った時にすぐ伝えました!

「靖子が、、、まぁ、良い経験になりそうやん笑」

相談というより報告だったので苦笑するしかないってやつです。

 

 

衝撃的な毎日がスタート

京都で働きだした私は、衝撃の毎日を送っていました。

時給は一番低くても、飲んだり食べたりすると、その分何パーセントかのバックがありました。

はじめは接客相手に恐縮していたけど、「フルーツいただいていいですか?」なんて言えるようにもなりました。

 

9割以上の“カラフルなバニーガールたち”に囲まれながら

更衣室で「ねー〇〇ちゃん(私の源氏名)もやったらいいのに!絶対似合うし着てみてよー」

と仲間にからかわれながら、刺激的過ぎるバイト生活を送っていたのでした。

カウンターがあるので基本的に触られませんし、黒服(面接の時にいた若いお兄さん)が頻繁にチェックしていて、安全だったと思います。

 

 

お店のNo. 1の女性から学ぶ「見た目や若さで叶わない○○力」

ようやく慣れてきた頃に思いはじめたのは、まわりと自分との、大きな差でした。

衣装の効果もあってカラフルなバニーちゃんたちはとっても明るい雰囲気!目の前の人に「なんでバニーじゃないんだ」と言われてチェンジされたり、、、

「ワンピースだと明らかにバニーちゃん達より見た目が地味すぎる。底抜けに明るくもないし、情報も開示したくないし、、、」

悩むというより諦めが勝ってきたころのことでした。

 

店のNo.1ワンピースの女性の存在が気になりはじめたのです。

同じ時間に着替えるタイミングがあったのでここぞとばかりに話しかけました。

24歳で美容師をしながら独立資金を貯めていると教えてくれました。

 

「なんでそんなに色気があって、人気があるんですか?」と直球で質問しても「なんでだろう^^」にっこり微笑むだけ。

 

接客しているときにチラチラ観察したり、一緒に接客している時の彼女の行動を見て学ぶようになりました。

なぜ、そんなに人気があるのかというと

見た目(バニーという可愛い衣装)や若さではない○○力

 

それは

 

傾聴力!!

 

だと確信しました!人は興味をもって聴いてもらえると嬉しいもの。

いつも指名がかかっていて、新規は受付なし。来ている男性も紳士だし

「人気が出るには、ただおもしろおかしく喋ればいい訳じゃないのか」と学んでいったのでした。

そのころから、無理にテンションをあげることなく、自分らしく自然にふるまおうと思うようになりました。

 

 

話をひたすら聴くことで指名率アップ!少しずつ人気が出てきた矢先に

一ヶ月半ほど経ったころ、指名率が上がってきました。

「いい感じだねー、〇〇ちゃん指名増えてるよ」とマネージャー

「えっ、なんででしょうか?」

「〇〇ちゃん(私)は楽しそうにうなずいたり、しっかり話を聴いてくれるからだと思うよ」

と言われたのです!

 

やったーー

バニーちゃんより私を選んでくれる人もいるんだ!

↑初代のうさぎ。可愛かったなぁ

 

私もNo.1のように大人の魅力も出てきたらいいなぁなんてワクワクしていた矢先のこと

 

今の夫(一人しかいませんが)に

「いつまで続けるの?もうヨーロッパ行けるんじゃない?」ビシッ

その頃すでにお付き合いが始まっていたので、しびれを切らしたのでしょう

 

あーーー今ノリノリなのに、、、笑

 

おっしゃる通り、旅費も貯まったし、潮時かな。

こうやって現実の世界に戻れた私でした。

 

 

夜の世界のまとめ

今考えても、いい経験だったと思います。

まわりは親や彼氏に秘密でやっていたのに、私は公認で堂々と

でも、普通のアルバイトに比べて同じ時間で倍以上稼げる職業だったので、あのまま続けていたら抜けられなかったかもしれません。

短期だったからあれだけ楽しめたのでしょう。

 

目の前の相手の話を興味をもって聴くことが

No.1への近道

 

なんて、ちょっとふざけた回になりましたが、この経験もなぜか私の人生に彩を与えてくれました

そして、私を引き戻してくれた夫に感謝です♡

 

 

という訳で、無事短大を卒業した私はいよいよ社会人に!

やっと定額のお給料をもらって働ける〜と思っていたら、ストレス性の病気を発症します!!

 

いやいや人生にはいろんなことが起こりますね。マイヒストリーが熱くなりすぎてなかなか進みません笑

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

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