【第9話】花の短大生活はあっという間に就職活動がスタート!学校推薦枠をめぐって強敵あらわる/家にまつわるマイヒストリー
幸せになるための道のりは続きます。なぜここまで家にこだわっているのか家にまつわるマイヒストリーをつづっています。
よかったらお付き合いくださいね。
はじめから読む▶ 【プロローグ】「家」にこだわり続けてきたマイヒストリー
前回は【第8話】ぼろぼろの一軒家で兄と下宿生活「どんな家に住んでも工夫次第で楽しめる」でした。
学業にバイトにサークル、楽しい毎日もあっという間に過ぎていきます!短大なので一年経てばすぐに就職活動が始まります、、、
行きたい会社が見つかったけれど学校推薦の一枠を巡って壮絶な戦いがありました!!そんなエピソードです
同じ学科に通っていても人それぞれに進む道は違う
入学式の時に、近くの席に座ったことがきっかけで仲良くなったこの8人
卒業して環境が変わっても、ずーっと関係性が続いています^^運命ですね。
私は京都女子大学の短期大学の生活造形学科インテリア専攻というコースを選択し、ここで建築の基礎の基礎を学びました。
短大生は一年がまだ過ぎてもいないころから就職活動をスタートさせるのですが、あたりまえのように建築関係に進むと思っていたまわりの友達が、全然違う業界に進もうとしていました。
8人の中でも、銀行や金融関係、商社へ就職を決めていて、建築関係を希望したのは私ともう一人くらい。
私はずっと建築にこだわって生きていた人間だったので「なんでこの短大に通っているのに建築とかインテリアの会社を受けないの!?」「せっかくこの学校を選んだのにもったいない〜」(ある意味押しつけですね…)
仲間が同じ道を進まないことが、すごく不思議だったのです。
それぞれに考えがありますよね、今の私なら分かります。同じ学科にいるとはいえみんながみんな同じ道を目指すわけではないんだなと、、、
いいとか悪いではなくて、ちょっと寂しかったんだと思います。逆に私って熱すぎるのかな…とか、冷めている方が格好いい!?とか。まわりと比べて多感な時期だったなと思います。
花の女子大生生活は一瞬で終わり!あっという間に就職活動がスタート
京女は同じ京都内の京都大学と仲良しでした。入学してすぐに門の前で勧誘されて、まんまとテニスサークルに入りましたよ笑
中学生のころから憧れていたテニスをここでスタートさせました。
この写真に写っているのは女性だけですが、もちろん男性がいっぱい!!本気とチャラさを掛けあわせたようなサークルでした!ほんとによく遊びました♬
学業、サークル、バイトを謳歌していたのも束の間、短大生というのは驚くほどあっという間に就職活動が始まります。
1年生の終わりにはもうスタートです。
学校推薦の一枠をめぐってライバル現る!しかも相手は強敵だった
卒業式の時の写真です。強敵のライバルはこのYちゃん!
当時は就職難の時代だと言われながらも京女の短大には、学校推薦枠というものがありました。
その中でも私にとって超魅力的な就職先が見つかります!!
松下電工エス・エフ・ジー(100%出資の子会社)への就職枠。*定員は一名
同じ学部から何名か応募があったりと詳細は忘れてしまったのですが、最終的に残った二名の中にYちゃんがいたのです。
グループは違うけれど時々喋っていた友達だったので、お互いが「友達がライバルなのは、めっちゃいややな〜」と言っていました。
面接は不安だけど50%の確立!!うまくいけばいけるかも!
と思っていた矢先
ある噂が私の耳に入ってきます。
「Yちゃんは夏休みから松下電工のショウルームでアルバイトしているらしい」
「えーーーーマジ!?準備よすぎる!(可愛い顔してるくせに、なかなかやるなYちゃん)有利だし、ぜったい私無理やん、、、」
せっかく半分の可能性を残していたのに、一気に採用率が急降下
Yちゃんは性格もいい子だし、事前にアルバイトするほどやる気もある…
どうやったら勝てる?選ばれる!?と面接の直前までモヤモヤしていたのを覚えています。
でも、落ち込んでいても事情は変わらない
友人たちにも励ましてもらい、途中で気持ちを切り替えました!
やるだけやろう!落ちたらご縁がない証拠!熱い思いを伝えるだけ!と面接に臨みました。
各大学から推薦枠があって、私たちどちらかが必ず合格するわけでもない
私とYちゃん、どちらも魅力的なら、二人採用もあるんじゃないの!?だって人間だもの
と、言っているうちに面接が終わったのでした。
結果は、、、
発表の日に秘書の方から連絡がありました。
「最終選考に残っていますが、今社内会議で議論していますのであと二日お待ちください」
そんなこと聞いたことない!!
異例だったそうです。
生きたここち、しませーーーーん
なんと結果は、二人共採用でした。
他の短大の子が落ちたそうです。
会社と大学の関係性が云々という話でもめていたそうですが、とにかくよかった〜
松下電工のショウルームで仕事ができる!あの素敵なユニフォームでお仕事ができる〜とるんるんの毎日でした。
ま、結果的には私ともう一人だけがショウルームのお姉さんにはなれなかったのですが、、、
やっと短大に合格したかと思いきや、あっという間に過ぎていったこの二年間は、思い出いっぱいの毎日になりました。
この頃は、たくさんの人に出逢い、価値観の違いを知り、就職を一番のゴールに思って生きていた時期でした。
自分史を書きながら、若い自分を振り返ることは恥ずかしくもあるけれど楽しくもあります。
未熟だけど一生懸命、熱い思いは届くと今の私は思います。
次回は就職した話の前に、、、ちょっとだけアルバイトで経験したお話をお伝えしようと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。