【書評】精神科医が教える『毎日を楽しめる人の考え方』

今日は、著者として尊敬している樺沢先生の新作「毎日を楽しめる人の考え方」が手元に届いたので、読んだ感想、そして私が実践した、実感したことなどを書きたいと思います。2022年4月のスタートを切るのに最適なこの一冊、ご紹介します!

長文になりますが、ぜひ最後までお読みくださいね♩

 

人生が圧倒的に楽しくなるためには毎日の小さな幸せに気が付くこと

 樺沢先生の著書の冒頭に書かれている「毎日が楽しいということは、人生が圧倒的に楽しくなることだ」、ということに大きく共感します。

 「昔」の私の考えは、今と全然違いました。仕事をしていても、大きな案件が無事終わったり、プライベートでも発表会などの舞台に出た時など、大きければ大きいほど、大変なら大変なほど喜びが大きいと思っていました。苦労や苦しみがあっても、余計に達成感を感じることもありました。

 でも、今は違います。嫌だと思ったことをひきずって考えてしまったり、夜寝る前に思い出してしまうのがもったいないと思うようになったからです。以前から、樺沢先生は「寝る前のゴールデンタイムが大切。3行ポジティブ日記を書こう」とすすめられていました。その日あった嬉しいことを3つ書くというシンプルなものです。「これはいいアイデア!」と2週間ほどは続いたのですが、寝る前はすぐにベッドに入りたくなるので、残念ながら続かなくなってしまいました。

 しかし、寝る前にいい気分で寝ると、次の朝の目覚めが違うことだけは身体が実感していたようです。ベッドに入って「もう眠い」と思っていても、頭の中で、その日にあった『ちょっとした嬉しいこと』を3つ、思い出す習慣は身についていきました。「子どもがお弁当美味しい!って言ってくれて嬉しかった」「今日は友人から嬉しい言葉をもらった」「梅がすっごく綺麗だった」ほんとうに些細なことだけど3つ探してから寝る、それだけでも明らかに睡眠が良質になったと実感しています。

 

遊んではいけないと思っていた私

 私には三人子どもがいるのですが、これまでの12年は子どもを保育園に預けていたので、心のどこかで「遊んでいることが悪」のように感じていました。会社員ではないので、時間には自由がききます。30年近く続けている(もはや趣味というか生活の一部になった)バレエのレッスンは週に一度通っていたし、3年前からは月に一度ワインの教室にも通い始めました。まわりには言わずにこっそりと。

 この本でも書かれていますが、日本人は非常に真面目です。働いても働いても、働きすぎるからこそ幸せになれない。「仕事だから」というとなんでもわかってもらえる雰囲気も残っているし、危ないなと薄々感じていたからです。

フルタイムで働いているようなママ友の中にいたので、自分も精一杯仕事して家事も育児も一生懸命していないといけないと思い込んでいたのかもしれません。それでも、週に一度のレッスンや、月に一度の学びが私の生活の楽しみとなり、精神的にも癒されていることは感じていました。

 

ファンは楽しい人についてくる

樺沢先生のやり方は、自分のレベルとは全く違っても「あんな風に仕事も遊びもできたら楽しそうだな」と思わせてもらってます。莫大な発信量と、執筆量があっても、遊びを忘れていない人だからです。

ちょっと知っているぐらいの有名人なら「すごい方だな」で終わると思います。でも、4年ほど前から心理塾に入り、著者としての学びをしつつ、毎月のセミナーなどに参加させてもらっている立場のファンの一人としては、若い子の言葉を借りると「マジでビビる」「やばい」人だと思います。とにかく何をやっても深掘りしてオタク気質な上、何かを発信することで、ご自身が恐ろしいほどに成長されているし、明確なビジョンを持ちながら質問者一人一人に対しても思いやりを持っての対応をされているからです。こんなこと、なかなかできることではありません。

でも、私が途中で気がついたのは、「これはほんとうに好きじゃないと絶対にできない」ということでした。大変でも、ファンがついてくるというのは、それだけ楽しんでいるからだということがわかりました。

 

私もほんとうは楽しいことが大好きだった

 私が楽しみにしているのは、樺沢先生の映画評論です。この★を元に映画を観に行くので、とても楽しみにしています。映画評論家やサイトは多いので、どの情報を信じたらいいのかわからないので、参考にさせてもらっています。

 この経験をもとに、私は自分のフィルターを通して発信すれば、必要な人もいるのでは?と思うことができました。自分の中で「仕事」と位置付けていることではない、趣味の世界の話です。

 「アウトプットしたいけれどできないこと」が一つありました。それは自分のご近所の飲食店などの地域情報です。「ここは美味しい」「この店のお肉は新鮮」などちょっとしたことです。主婦なのでどこで買い物したらいいのかとか、美味しい店をリサーチするのが大好きなのですが、子どももいるので、なかなか自分のブログなどでは書けないでいましたが、Instagramで別アカウントを立ち上げて発信すると、楽しくて楽しくて、止まらなくなりました。現在3ヶ月で350フォロアーほどになりました。

これをきっかけに、バレエや踊り関係のアカウント、ワインに特化したアカウントも作り、ものすごくオタクなネタを発信できるようになりました。時がきたら一緒にしてもいいし、今は実験を楽しんでいる感じです。アウトプットすることが学びを深めることにつながっています。今ちょうど仕事のスタイルも変化するタイミングになっているので、「これまで時間もお金も使ってきた大切なこと」がどう広がっていくのか、とてもワクワクしています。

 

人生楽しくいこう

一言でいうと、心のプロが人生楽しくいこうよ、と心から言ってくれている本です。

私が自分のフィルターを通してこれまで書評を書くことはありませんでした。だから初めての体験です。これがスタートになりました。今回「マイタノを読んで感想を書こう!」という企画があったので、4月という新しいスタートを切る日に向けて、小さな一歩を踏み出すことができました。この一つの書評(かなり長くなりましたが)を書いたことで、私は今後も書けるようになったということです。

このような機会をくださったことも感謝しますし、改めて「毎日を楽しみたい」と思うことができました。ありがとうございました。

 

著書:毎日を楽しめる人の考え方

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