自宅オフィスで集中できる環境を作るための3つのコツ
昨日は自宅オフィスのメリット・デメリットについてお伝えしました。
「自宅にも集中できるスペースがあるといい」「シェアオフィス(やカフェ)と家をうまく使い分ける」これができたら最適だと思いますが、日常の空間にその環境を作るのは難しいもの。
今日は自宅オフィスでも集中できる環境を作るための3つのコツをご紹介します。
①机の上には何も置かない!作業スペースを確保しよう
仕事を始める時に、机の上がすっきりとしていたらすぐに作業に取りかかれます。散らかっていると他のものに集中力が分散してしまい、思考までごちゃごちゃします。机の近くに書類を置く場所を設けて、できるだけ作業スペースには何も置かないことがオススメ!
「とは言っても置く場所が無いのよね」「ダイニングテーブルでやっているから沢山ものが置いてあるから邪魔」という件に関しては、家の動線の見直しや片付けのやり方に関わってくるので今日は触れませんが「机の上は常に何も置かない!」と決めてしまうことも一つの手です。※その場合は隣のスペースにどさっと山ができるかもしれませんが、その時は「山の高さを低くする時間」を取ってくださいね。
〈こちらは事務所オフィスの事例〉
机の上にパソコンを2台以上、本や資料を見ながら同時並行で仕事をしている方。以前はこの机の2/3程のスペースだったので、思い切って他の場所に使っていた大きな机と交換しました。
大きくすればいい、という単純な問題でもありませんが、作業スペースがなければはかどらない業種もあります。
「パソコン一台あればできます」というのならスペースは狭くても大丈夫。ご自身の業種によって違いはあることと「資料が常に出ていないと作業できない」という方もいるかもしれません。
ご自身の業種や考え方によって、いろいろと試してみてくださいね。
②「つい家事をしたくなる」からの脱却!時間管理でメリハリを
このお悩みは、主婦としては大きく共感します!
家で仕事をしていると、つい家事をしてしまうことがあります。一見いいように思えるようなこの行為は注意信号!
机に向かう前にお茶を入れにキッチンに行く
↓
お湯を沸かしている時間だけ
と思って溜まった洗い物をし始める
↓
「そうだ!洗濯まわしておこう」
↓
ピー(終了のブザー)
洗濯が終わったから干そう
↓
お昼食べよう、と思いキッチンに
↓
TVをつけて見てしまう
洗濯をたたみ始める
こうなると仕事にメリハリが出ず「ダラダラモードのまま気がつけば夕方になっていたんです!」とおっしゃっている方もいました。
これはいろんなパターンで聞く話なのです。私自身も、○○している間に○○って効率がよくて好きなのですが、仕事の時はかなり注意しています。
意識しながら気分転換に家事を取り入れるならOK!でも集中しないとできない作業中にこれをしてしまうと「やっぱり自宅で仕事するって難しいよね」という結論になってしまいます。
自宅の時は、特にタイマーで時間を計ったり、事前にスケジューリングしたり、あえて「この時間はオフにしよう」と決めるなどメリハリを持たせましょう。
③眠くなるベッドを視界に入れない部屋配置!ストレッチできる環境を予め用意しておく
人は壁に向かっている方が集中できる、景色を見ながらだとアイデアが浮かびやすい、などと言われていますが、机の横にベッドやソファが見えているとどんな気持ちになりますか?
集中した後に、疲れたな〜と感じた時、隣にベッドがあったら寝てしまうかもしれません笑
だから、あえて視界から外すということをオススメしています。寝室と同じ場所に書斎がある場合は、机の後ろになるよう配置できたらいいと思います。
〈こちらは自宅兼事務所の方〉
自宅と言っても事務所が別にあればまた違いますね!設計からアドバイスに入らせてもらったので、いろんな工夫を施すことができました
なんと、気軽にぶら下がれるバー、ぶら下がり健康器です^^かなり個人的な趣味も含まれております。
お手洗いに行く時、お茶を入れに行く時、身体を伸ばすとかなりのリフレッシュになります。
そして「立ちオフィスコーナー」
立ったり座ったりしながら仕事ができます。造作工事で作ってもらったもの。
自宅の机でも可能です。こちらは勉強が大好きな娘さんの為に購入された電動の昇降机。
立ったり座ったりしながら勉強に集中できます。どちらの事例も、割と長時間机に向かうことが多い方へのご提案でした。
私の自宅の書斎にはバランスボールが置いてあるので、時々椅子をボールにチェンジしてみたり、ヨガマットでストレッチしたりと運動と組み合わせた空間に仕上げています。
人間はずーっと集中し続けることなんて不可能です。時々椅子の上でもいいので背伸びをしたり、立ち上がってみたり仮眠を取ってみたり、少しの運動を取り入れるとまたパフォーマンスが上がります!
あなたに合う自宅オフィスは、どんな空間でしょうか?
まとめ
自宅で仕事をしたいからもう一つ部屋が必要、リノベーションをして書斎を作りたいなど、そんな大きな事をしなくても、ちょっとしたコツであなたの仕事環境は変えられます。
まずは仕事をしている場所をよーく観察してみましょう。「机の上はすぐに作業ができる状態なのか」「眠くなるアイテムはないか」「リフレッシュできる環境を作っているか」などいくつかポイントがあります。
これから自宅で仕事をする人は増えてくるでしょう。ぜひ家という場所をコンセプトを持って最大限に活用してみてくださいね!